からすぃ ブログ

販売業や仕事での教育について心理学を利用した方法を解説しています

メンター制度 メンターを育てないとメンティーは辞めていく話

メンターメンティー制度は、近年企業に導入されつつありますが、

まだまだシステムを改善していく必要があります。

 

最も理想的である

「教えることが好きで上手いメンター」と、

スキルアップが好きで素直なメンティー」を目指し、

 

まずは「教えることは好きだけれど、教え方が下手なメンター」が、

『教えることも上手いメンター』になる為の方法を書きたいと思います。

 

f:id:karasui1014:20200708121025j:plain

目次 

1 メンターの意味は、まだ周りに理解されないことを知る
2 教えるでは足りないことを知ること
3 伝え方にはやり方がある
4 まとめ

 

1.メンターの意味は、まだ周りに理解されないことを知る

 

メンター制度は、まだまだ組織に重要性を理解されていません。

メンターのペアが仕事の合間の空いた時間を見つけて

教育の場をつくったとしても、周りからは「もっとまわり見ろよな、、、」

みたいな声が聞こえたりするものです。

 

大抵そういう人は、ひまつぶしに嫌味を言っているだけなのですが、

タチが悪くなるとメンターの教え方に茶々をいれてきたりします。

 

じゃあ最後までその人が教えるのか?と思ったら、

教えた責任は負いたくないので言いたいことだけ言って去っていきます。

最後まで責任を取らない茶々いれですね(時間のムダです)。

 

メンターが職場での権威が弱いと、メンターもメンティーも方向性を失い、

この制度が意味のないものになる場合がありますので

まずはメンターメンティー2人の関係性を固く結ぶところが、

大切な1歩目になることを知っておきましょう。

 

職場環境が良ければ、出来ればメンター自身がわからないことを聞きやすい

ある程度権威のある先輩に協力してもらう方がいいでしょうね。

 

2.教えるでは足りないことを知ること

 

教育とはメンティーが理解する方法を模索し、

理解できたことをメンターが確認するところまでが7割、

メンティーが自ら復習をして理解することで10割だと考えます。

 

教えるだけならメンター制度は必要なく、

メンティーが質問しやすい環境や、相談相手になれることが必須ですね。

 

教えるのが下手な人は、伝え方が苦手なのです。

 

伝え方が苦手ということは、本質を理解していない可能性があるので、

ただ単に

「自分は教えるのが下手だから、、」と思わずに

「自身の成長するチャンスだ」と思える思考になると、1つレベルの上がった

自分になれたりするので諦めない方が楽しいですよ。

 

 

3.伝え方にはやり方がある


教えることが苦手な方へ

これを意識して接していけば自身の成長も加速的になる方法を書きます。

 

まず、人に伝える方法は無限にあります。

しかし、対象者に伝える方法は数えるほどしかありません。

 

どういうことかというと、人にはいくつも心の扉やスイッチが隠されていて、

聞く意思がない時に話しても時間のムダになるんですよね。

 

先輩の説教をだらだらされると、何に怒られていたのかわからなくなるやつです。

説教する側は、ここぞとばかりに昔のことなども思い出して

悦に浸るタイム突入ですね(早くおわらないかなー)。

 

はじめはその人のミスを少なくしようと思って言っているのでしょうが、

気分が乗ってくると、あれもこれも言いたくなり

聞く側もはじめは反省していたのに、だんだん疲れてきてしまい

ただただ終わるのを待つだけの思考に変わります。

 

これが会社でよく上司が部下にする洗脳説教です。

 

 

f:id:karasui1014:20200708120742j:plain

良い説教とは、

ダメだったポイントを明確にして伝え、

どうしたらよかったと思うか?を考えさせ、少しヒントを出し、

その人なりの答えを出させ、『こうした方がよかったかもね』と方法を伝え、

ミスを引きずらないようにケアすること

これを繰り返すことで成長してくれます。

 

説教が下手な人は、おそらく話をまとめることが出来ない、

思いつき説教でストレスを発散しにきているだけの

『仕事できない人』なので、極力離れましょう。

マジに話し合うだけ無駄です。

 

少し寄り道してしまいましたが、、、

 

どうやって『今聞く気があるのか?』

を見分けるかは心理学的メンタリズムになりますが、

 

簡単に言うなら

目はどこを見ていて、顔はリラックスしている状態なのか?

 

話をしているのがこちらだけでなく、相手からも話してくれているか?

『ここを褒めると喜ぶな、、』とか、

 

趣味の話をしたり雑談したり、、(雑談も少しならとても有効)
とにかく意識をこっちの話を聞きやすくするということ。

 

マッサージもいきなり強く指圧されると痛いですよね?(マッサージ行かないか?)

ゆっくり体をほぐしてからツボを押さえてきますよね?(心のマッサージですよ?)

 

こちらの話を伝えたいところを我慢して、

間違っていても、相手の話を最後まで聞いてあげること。

 

『自分はこういう意図で考えてやったんです!』と言いたいのを聞いてあげましょう。

そこから、『こうした方がこうだったかもよ?』と違うアプローチを教えて

 『そういう考え方もあるのか、、』と思わせることが必要です。

 

むやみに否定だけされると、扉はかたく閉ざされやすくなります。

1度かたくなった扉は開くのが困難になりますので、

否定的なワードは、やる気スイッチを見えなくさせるだけですので

教え上手には必要ないので捨てましょう。

 

ただ、

出来ない、やらない、言い訳をしてきた時は

なぜすぐにやれなかったかを言わせて、

優先順位や時間の大切さを教えてあげることも大事ですね。

 

ベテランでも優先順位と時間の管理をできない人は多いです。

 

その人のツボというものは、こちらが包み隠さず本心を話さないと

現してくれないものです。

 

ただ聞くのではなく、返報性の原理を使い

(センシティブな情報を聞いてしまったので、自分の話もしないとな、、というやつです)

 

自分の過去の失敗談などして、自分もいつかはこんな先輩みたいになりたいな、、

と思わせる人間力は鍛えましょう。

 

つまらない先輩ヅラをせず、家族や友達のように接する気持ちが相手の心の扉を開いて、

どんな話も聞きたいです!ウェルカムモード!!

にすることが、メンターに求められるスキルです。

 

まとめ
今回はメンターとして、教えることが苦手な方へ

いくつか教え方を提案しました。

 

これもあくまで方法です。

 

大事なことは、

その人に合った『今聞く耳になってる状態』にする方法を意識する。
話を聞き出しやすくするために、こちらのセンシティブな話をする。
説教は短く、その場で自分の解決策を考えさせ『こういうやり方もいいかもね?』と教える。
優先順位と時間の管理の大切さを伝える
1日の目標(今日はこれを教えるよ)を先に伝え実行する
つまらないプライドは捨てて、人間力で尊敬させる

 

これらを全部できればそれなりに良いメンターだと思いますが、

苦手な方は、1と3と5 できれば6

のポイントをおさえられるようにしてみましょう。

 

これらを習得した時、今まで自分の仕事だけしていた景色から

違うものが見えるおもしろさを是非とも知っていただきたいです。